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2021年1月16日ブザー機の貸出について(感染症対策)
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染症が続くなか、通院してくださる患者様の皆様には大変なご協力をいただき誠に感謝しております。
ヒサドメ歯科では、新型コロナウイルス感染症対策のため待合室での待ち時間を避けたい患者様にブザー機の貸出を行っています。
一度ヒサドメ歯科に来院していただき、手指消毒・検温を済ませ、診察券を受付にお渡しする際にブザー機の希望を伝えて頂ければ、すぐにお渡しできます。
少しでも人との接触を避けたい方には、待ち時間をお車等で待っていただくことが可能です。
皆さん、お気軽にお声掛けくださいね(^^)/
診療室へのご案内の準備が整いましたら、受付よりブザーを鳴らさせていただきます。
(※ブザー機のイメージとしてはショッピングセンター等のフードコートでの呼出に使われているようなものです)
これからも、患者様が安心して通院していただくため、ヒサドメ歯科では感染症対策に取り組んでいきます。
2021年1月9日WSD(くさび状欠損)について
ヒサドメ歯科ブログをご覧いただきありがとうございます。
今年もヒサドメ歯科をよろしくお願い致します。
皆さん、歯が沁みるという経験をされたことは多いと思います。そのような時、まず疑うのは虫歯、その次に知覚過敏、すなわち歯周病が原因と考えると思います。
近年では歯周病予防に着目した歯磨き粉も多数販売されています。予防のために使っている方も多いと思いますが、その中で使っているのにも関わらず沁みる、ましてや、よりひどくなったという方はいらっしゃいませんか。
それはもしかしたら、WSD(くさび状欠損)のせいかもしれません。今回はこのWSD(くさび状欠損)についてお話しします。
WSDとはWedge Shaped Defectの頭文字を取った名称で、一般にくさび状欠損と言われるものです。
具体的な症状や原因についてお話しする前に先に歯の構造について簡単に説明します。
歯の構造はエナメル質→象牙質→神経という構造を取っており、歯根では象牙質の周りをセメント質が覆っています。
一番外側のエナメル質は人体で最も硬いと言われており、その厚みは歯の上部から歯茎に近づくにつれて薄くなっています。
象牙質は骨と同等の硬さで、象牙細管と呼ばれる無数の管を有し、この象牙細管の中を刺激が伝わることで痛みがでます。
WSDは歯の表面のエナメル質や象牙質、特に歯肉との境目である歯頸部が摩耗し、くさび状の窪みが出来てしまう状態を指し、基本的にう蝕を伴わない欠損のことです。歯頸部でよく見られるのは、前述した通りエナメル質が上部に比べ薄く、エナメル質と比較すると摩耗しやすい象牙質が露出するためです。この象牙質は少し茶色がかっていますので、WSDの部位はご本人でも確認しやすいと思います。
WSDが出来てしまうと、エナメル質及び象牙質と神経との距離が近くなってしまうため、より刺激が伝わってしまい沁みや痛みを感じやすくなります。
原因として考えられているのは次の3つです。
- ブラッシング(歯磨き)
- 咬合力(噛み合わせ)
- 歯周病
一つ目のブラッシグによる原因とは、硬めの歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉の使用及び強い力による歯頸部の歯磨きにより、硬いエナメル質が徐々に摩耗していくことにより窪みが出来ることを指します。
二つ目の咬合力による原因とは、噛み合わせが悪かったり、強い咬合力が歯頸部にかかることにより歯質が破壊されて欠損部位が出来ることを指します。
三つ目の歯周病による原因とは、歯周病の進行により歯肉が退縮することでセメント質が露出し摩耗することを指します。
最初に述べた歯周病予防の歯磨きを使っているのにも関わらず沁みる、痛いという症状が出る方はもしかしたら強いブラッシングによって歯のエナメル質を削ってしまっている可能性があるかもしれません。特にこの忙しい現代社会では、ついつい歯磨きも早く済まそう、でもしっかり磨かなきゃということで力強くゴシゴシと磨いてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
WSDの予防としては、
- 硬めの歯ブラシや研磨剤が入った歯磨きを避ける、もしくはそれらを使用するとしても多少時間をかけて丁寧に優しく歯磨きを行う。
- もし強い食いしばりなどをしていたら、マウスピースを使用する。
- 歯周病を進行させないために日々のケアをし、定期的に歯医者に通う。
当院ではブラッシングの指導やマウスピースの作成、当該部位へのコンポジットレジン(CRとよばれ、一般的に虫歯治療に用いる光硬化樹脂)の充填による治療を行なっています。
虫歯と違いWSDはう蝕を伴わないので大きく削ることもありません。なので、お気軽に当院にご相談ください。
2020年12月25日年末のご挨拶
いよいよ2020年も残り数日となりました。
患者様の皆様には、色々と大変なこの年に、お変わりなくご通院いただきありがとうございました。
この1年、患者様には新型コロナ感染症対策のため、来院時の手指消毒・検温・問診などのご協力をたくさんいただきました。待合室が込み合うときには、お車で待っていただくなどの対応をさせていただくこともございました。皆様のご協力のおかげで、ヒサドメ歯科では問題なく診療を続けることが出来ました。誠に感謝しております。
新型コロナ感染症とは無関係と思われがちな歯科治療ですが、重症化しやすいといわれる基礎疾患の糖尿病・高血圧などの入り口といわれているのが歯周病なのです。基礎疾患予防のためにも、歯科治療は大切なことと思われます。なかなか感染することを恐れ、外出するのに億劫になってしまうこともありますが、歯周病・虫歯の予防・治療のためにも歯科医院の受診をお勧めしております。
ヒサドメ歯科では今年の診療最終日は12/29、来年の診療開始日は1/4となっております。
12/30~1/3までは休診日となりますので、ご不便おかけしますが、よろしくお願いいたします。
来年もヒサドメ歯科スタッフ一同、患者様の歯の健康を守るためのお手伝いをさせていただけるよう、精一杯努めて参りたいと思います。皆様のご多幸をお祈りしつつ、年末のご挨拶とさせていただきます。今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。
2020年12月7日歯ぎしり検査について
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
皆さん、睡眠時の歯ぎしりについて気になったことはありませんか?
睡眠時に無意識に歯ぎしりをすることによって…
●顎の痛みが出る
●歯がすり減ったり、詰め物や被せ物が外れてしまったりする
●歯周病悪化の原因になる場合や、頭痛や首筋の凝りなどが生じる
などの症状が出る場合がございます。
歯ぎしりの原因は、歯並び・噛み合わせの悪さ以外にも、
ストレスや生活習慣などさまざまな要因があり、どのようなメカニズムで生じているか、
詳しいことはまだよく分かっておりません。
歯科医院では歯ぎしりから歯を守るため、
ナイトガードという睡眠時に装着するマウスピースを作製することができます。
そのナイトガードを作製するにあたって、今現在患者様ご自身が、睡眠時に歯ぎしりを、
どの程度の力で何回ぐらい行っているかなど詳しくお調べするために、
当院では”ウェアラブル筋電計”という測定装置を導入いたしました。
患者様に睡眠時にこの装置を取り付けていただくことによって、
後日PCを用いて装置のデータをソフトに取り込み、解析することが出来ます。
そして解析後、検査結果についてご説明をさせていただきます。
睡眠時に歯ぎしりをしているか気になっている方、もしくは以前から歯ぎしりに悩んでいる方など、
一度測定装置を使用してみたいと思われた方はお気軽にスタッフまでお声掛けください。
検査・ナイトガード作製につきましては保険治療で行えます。
2020年11月18日健口で伸ばそう健康寿命
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧頂きありがとうございます。
みなさん、口腔機能低下症とは何かご存知でしょうか?
口腔機能低下症とは・・・
医科での健康診断は当たり前に行われており、
風邪っぽいと感じたら体温計で熱を測り自己検査(管理)をします。
毎年の健康診断でも、体重、身長、胴回り、血液と様々な検査をします。
歯科では、カリエス検査、歯周病検査、様々な個別の検査がありますが、
口腔内全体の包括的な健康診断が『口腔機能管理』です。
口腔全体が健康なのかを判断するために、「7つの項目」で具体的な「数値」などを用いて検査します。
これにより、具体的に口腔機能の状態が分かります。
この口腔機能の状態が低下している場合を口腔機能低下症と云います。
管理とは・・・
◯現在の状態を知る
◯これ以上悪くならないようにする
◯改善できる事があればアドバイスや治療を行う
⇒改善する事が目的ではあるが、まずは現状の状態を知る事が大切
このような症状はございませんか?
● 食べにくい食べ物がある
● 口が乾燥する
● 食事中にむせる、こぼす
● 食べるのに時間がかかる
● 喋りにくい
等の症状がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
2020年11月4日歯周病と定期検診
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧頂きありがとうございます。
以前歯周病のお話をした回はご覧になりましたか?
歯周病とは、歯を支える歯茎や骨に起こる病気で、そのまま放っておくと歯がぐらつくようになり、やがて抜けてしまうこともあります。
歯周病の進行は、歯茎が腫れて痛みが出てもしばらくすると症状が消えてしまう為、治ったものと思いがちです。しかし実際には、歯周病が一段階悪化しておさまっただけなのです。成人のおよそ8割もの人がかかっている病気ですが、虫歯と違い進行するまで自覚症状がほとんどありません。
毎日ブラッシングしていても虫歯や歯周病になってしまうのはなぜでしょうか?
原因は「歯と歯の間」や「歯と歯茎の境目」にひそんでいるプラーク(細菌の塊)にあります。歯ブラシだけでは、プラークを取り残してしまうことがあります。そこで当院では定期検診をお勧めしています。
お口の中の健康を保つ為には ①毎日の歯磨き ②規則正しい生活習慣 ③定期検診 が必要なのです。
◯検診ではどんなことをするの?
- 歯の清掃チェック
- 歯周病の進行の検査
- 噛み合わせのチェック
- フッ素などの虫歯予防処置
定期検診で気持ちよくご自身の歯の健康を守っていきましょう。