歯周病・予防歯科Specific Therapy
唾液検査シルハ
※2021年2月、唾液検査SillHa(シルハ)が、いま注目の検査機器として2/20放送の日本テレビ「世界一受けたい授業」で取り上げられました。
当院では院内で口腔内の環境を確認できます。
- 専用の液体でお口をゆすぐだけで簡単です。
- すぐに測定結果をお返しします。
検査でどんなことがわかるの?
歯の健康
歯の健康状態が悪くなっている状態の一つとしてむし歯があります。
むし歯ではお口の中の細菌が産生した酸が歯のエナメル質を溶かしてしまいます。放っておくと歯を抜かなければならなくなることもあります。
歯ぐきの健康
歯ぐきの健康状態が悪い一例として歯周病があります。
歯周病は歯ぐきが腫れたり出血したりするだけでなく、進行すると歯の周りがぼろぼろになって歯を失ってしまうこともあります。
お口の清潔度
お口の中にどのくらい細菌がいるか調べます。
口臭が気になる方の中には、お口の中に細菌がたくさんいるという報告もあります。
どうやって検査をするの?
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お渡しする水で、お口の中を
10秒すすぐだけ! -
測定時間はたったの5分。
お時間はかかりません -
その日のうちに検査結果を
レポートでお返しします。
唾液検査装置「シルハ」で測定できる6項目
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- アンモニア
- お口の中の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアの数値が高くなり、口臭などの原因になることが知られています。
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- タンパク質
- 歯ぐきから出血しているときに、タンパク質の数値が高くなります 。また、お口の中に食物が残っているとき、ドライマウス傾向にあると数値が高くなります。
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- 白血球
- 歯ぐきが炎症しているときに 、唾液中の白血球 の数値が高くなることが知られています。
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- むし歯菌
- むし歯菌がどれだけ 活性化しているかを測っています。むし歯菌の数値が高いと口腔内がむし歯になりやすい環境になっていることがわかります。
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- 酸性度
- 唾液の酸性度が高い状態が続くと歯が溶け始め、 その状態が長く続くとむし歯になってしまいます。
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- 緩衝能
- 食後に酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力を 緩衝能といいます。緩衝能が弱いとむし歯になりやすいことが知られています。
⻭ぐきの健康の数値が⾼い⽅へ
⻭周病は痛みがでてからでは⼿遅れです
⻭周病は⾍⻭のように痛みの症状がでるのが遅く、⻭を失う原因としても⾍⻭よりも多いと⾔われています。
痛み(症状)がでてからでは⼿遅れということにもなりかねません。
⻭ぐきの健康の項目の数値が⾼い場合は、まずは⻭科医院で⻭⽯除去(⻭周治療)を受けましょう。
歯肉炎
⻭周病は、⻭垢(プラーク)と⾔われる⾷べカスなどの磨き残しで、細菌の塊です。その中に⻭周病菌が多く繁殖し、⻭ぐきに炎症をもたらします。
歯周炎
その後、⻭垢は唾液の成分と混ざり、⽯のように硬くなり、⻭⽯になります。⻭⽯は⻭と⻭の間や⻭ぐきの中に溜まり、さらに⻭周病菌を増殖させてしまいます。
進行した歯周炎
やがて⻭を⽀えている骨(⻭槽骨)を溶かしはじめ、⻭がグラグラする症状がでてきます。
⻭⾁炎・⻭周炎ケアのためにできること
- 正しい⻭磨き習慣を⾝につけましょう
- ⻭ぐきの状態に合った⻭ブラシを使いましょう
- ⻭と⻭の間のフロスの習慣を⾝につけましょう
- ⻭間ブラシの習慣を⾝につけましょう
- 必要に応じて洗口剤を使いましょう
- 習癖(口呼吸)などの改善を図りましょう
- 生活習慣病のある⽅は病気の管理をしましょう
- 喫煙者は禁煙を心がけましょう
- ⻭⽯除去のため⻭科医院で定期健診を受けましょう
確認してみましょう。
次の項目のうち、あなたはいくつ当てはまりますか?
- いつまでも自分の歯で食事を楽しみたい。
- いつまでも綺麗な歯を維持したい。
- 最近口臭が気になる。
- 歯が痛くなってから歯科を受診することが多い。
- これからも旅行や運動を楽しみたい。
- 思いっきり笑ったり、歯を気にしないで話がしたい。
3つ以上当てはまる方は、
ぜひ口腔内の環境をチェックしてみましょう。
歯周病・予防歯科コンセプト
いつまでも自分の歯で「食べる」「話す」「笑う」
当院では、健康を最大限に獲得し維持するというコンセプトを持っています。
このため必然的に、現代の予防医学に根ざしたデンタルケアに献身的に取り組んでいます。
メンテナンスを受けましょう
快適な毎日は、定期的なメンテナンスとあなたに合ったセルフケアの両立で実現します。
むし歯や歯周病の予防効果が70倍に!
定期的にメンテナンスを続けると、自宅での歯みがきだけの場合と比べて、ほぼ確実にむし歯の発生や歯周病の進行を予防できます。
6年間に治療を行った歯面数
歯科医院で行うメンテナンス
ヒサドメ歯科のメンテナンスプログラム
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- 問診
- 全身的な健康状態や最近の調子、生活環境の変化などについてお伺いします。
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- ホームケアの評価
- 染め出しを行い、日常のブラッシングの確認やブラッシング方法についてアドバイスを行ないます。
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- 虫歯の検査
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- 歯周病の検査
- 3. 4. は必要に応じてレントゲン診査、お口の写真を撮影する 場合があります。
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- P.M.T.C
- 歯科衛生士による専門的なクリーニングです。 歯石取りも行ないます。
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- フッ素塗布・フッ素イオン導入
- 当医院ではメインテナンスの目的とプログラムをよくご説明して、納得されたうえでメインテナンスを行なっています。
セルフケアの状況に応じて3~6ヶ月ごとに繰り返し行うことにより、
お口の健康は保たれていきます。
プロケアアイテム
ダイアグノデント(歯面状態認識装置)
「Dental Drug Delivery System」といいリテーナーと呼ばれるトレー(マウスピース)を使って、抗菌性の薬剤やフッ素を安全かつ確実に歯面へ塗布する方法です。
また、リテーナーを使っての方法ですのでセルフケアでも使用可能な予防方法のひとつです。
※虫歯は虫歯菌(主としてミュータンス菌)の感染が原因で発症します。
虫歯菌が口腔内に一度住みついてしまうと、それを除去するのはかなり困難な作業となります
全ての病気に関しても言えることですが、原因を取り除くことこそ、最も有効な治療・予防法となります。
一般歯科コンセプト
極力削らない・抜かない
10年後、20年後・・・一生を考えた治療をする機能と美しさを両立させる
歯医者さんは、ただ削ったりむし歯の治療をする所だと考えていませんか。ヒサドメ歯科では「極力削らない・抜かない」「10年後、20年後…一生を考えた治療をする」「機能と美しさを両立させる」の方針の元、インプラント以外にも予防を含めた様々な口腔環境を整える治療を受けていただけます。
治療計画について疑問がある場合もインフォームドコンセントを重視しておりますので、納得いただいた上で治療を開始する安心のシステムです。
インフォームドコンセント
―インフォームドコンセント(Informed Consent)とは―
「医師からの治療の説明と患者様の同意」を意味しています。
よりよい治療のためのお互いの理解を深める合い言葉です。
ヒサドメ歯科では、患者さまと医師との信頼関係を第一に考え、
この「インフォームドコンセント」に基づいた治療を行っています。
患者様ご自身のお口の中をより良く知って頂くために、最初に口腔内の写真を撮影し、患者様一人ひとりの治療計画書を作成します。
患者様にお口の中の状況を出来るだけ分かりやすく説明し納得
いただいた上で、医師と患者様の二人三脚で治療を進めていきます。
小児歯科コンセプト
小児専門医による治療と、お子様の成長を考えた予防と食育支援
- 小児専門女性歯科医師が優しく丁寧に担当します
- ご両親のご希望や気持ちに共感しながら治療を進めていきます
- お子様を取り巻く様々な情報を当院パンフレットやメディア等を通して提供します
- 最小の治療と予防を勧めます
- 健康観の育成と食育支援に力をいれています
哺乳ビンう蝕について
1歳4~5ヶ月を過ぎても寝ながら母乳を与えている、夜中に何度も母乳を飲ませるなどをしていると、上の前歯に虫歯が出来ることがあります。これを哺乳ビンう蝕といいます。母乳で育てるのはとてもいいことですが、あまりいつまでも与えていると、後で大変なことになります。1歳を過ぎれば寝かせながらの母乳や哺乳ビンは止めたほうがいいでしょう。
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- 断乳
- 寝かせながら母乳を飲ます、泣けば飲ませて泣き止ませるという習慣をすぐにやめることが必要です。
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- 清潔
- きれいなお口で寝るようにしましょう。寝る前にお菓子や甘いものを与えないようにしてください。
虫歯菌はお母さんから赤ちゃんへ感染します!
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にはむし歯菌は存在しません。
しかしむし歯の多いお母さんから口移しで食べ物を与えたり、キスしたりすると一緒にむし歯菌も与えてしまいます。
だからといって一概に禁止するわけではありません。赤ちゃんとのスキンシップはとても大切です。赤ちゃんとキスしたければお母さんはむし歯をきちんと治しておいてください。そして、お母さんのお口の中のむし歯菌の数を極力減らしておくことが大切です。
乳歯の虫歯を放っておくと・・・
「乳歯はそのうち生え変わるのだから、虫歯になっても放っておいていい」という考え方が間違ったものであるという事が最近ようやく
理解されてきました。乳歯の虫歯が進行していると、乳歯の下で準備をしている永久歯は正常な血液循環が行われずエナメル質の形成不全になります。生えてきたばかりの永久歯があっという間に虫歯になってしまうこともあるのです。
子供の歯を守るのはお母さんです!!
永久歯が良い環境に生えるために、食事の内容やおやつの与え方などに気をつけ、食後には歯磨きの習慣をつけさせましょう。