ブログBlog
ブログ
2020年6月1日虫歯になりやすい・なりにくいについて
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
まず、最初にカリエスについて説明します。虫歯になる危険度をカリエスリスクと言います。
これは一人一人原因や度合いが異なります。
⭐︎あなたのカリエスリスクを知るために
①口の中にいる『菌』の数を調べます。
・ミュータンス菌はプラーク(歯垢)の中に多く存在し、『酸』を作り出します。
・ラクトバチラス菌は、虫歯を進行させる菌です。気に入った住処があると増えやすくなります。
・数を知ることで、口の中の状態や食生活を評価することができます。
②あなたの食生活を調べます。
・あなたが食事をして栄養をとっているのと同じように、虫歯菌もそれを栄養源にしています。
・食事や間食の回数が多いほど、虫歯になりやすい状況を多く作ります。
⭐︎サリバテスト
・唾液について調べること
虫歯菌に対抗する最も頼もしい味方が『唾液』です。唾液の量が少ないと、虫歯菌がエナメル質を溶かし出します。唾液の量が多いと、酸が中和され、歯の表面を守ります。
⭐︎フッ素について
・フッ素は、丈夫な歯を作る手伝いをしてくれます。フッ素は、抗酵素作用・抗菌作用があり、歯質を強化します。
フッ素入り歯磨き剤を使用したり、歯科医院でフッ素塗布をお願いするのもいいでしょう。
レーザーで虫歯の大きさを調べましょう!
当院では、虫歯診断気「ダイアグノデント」を使い、必要以上に歯を削らない予防的な治療を行っています。
1レーザーで効果的な虫歯診断
2ダイアグノデントの数値について(当院での数値)
⭐︎0〜14
特に治療の必要はありません。
⭐︎15〜20
予防処置を勧めます。
⭐︎20〜30
それ以上に進行しないように、予防処置を徹底していきます。
⭐︎30以上
虫歯治療(カリエス治療)
歯の削りすぎは歯を生涯、健康に保つためにはよくありません。
アメリカでは、10年以上も前から歯の表面を覆っているエナメル質を削り過ぎから守ろうという運動を歯科医師が提案しました。
以前から虫歯の予防を重視している当院もダイアグノデントを使用し、可能な限り歯を削らない治療を行っています。
2020年5月22日ご予約について
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルスが世界中で流行し、歯科治療においてもご心配されている方が多いと思いますが、日常で何かお変わりはないでしょうか?
歯科医療関係者から患者様への感染は5月15日現在確認されていないとの日本歯科医師会からの公式な見解も出されています。
当院といたしましても、外来環境体制を整えている病院として厚生省から特別な認可を受けている体制下で日常より十分な消毒、滅菌、感染症対策に取り組んでいるところです。
引き続きご心配なことと思いますが、歯科医院による専門的口腔ケアによりこれまでもあったインフルエンザウイルス等においてもウイルス感染の発症リスクを下げる可能性が高いことが確認されています。
何かとお忙しいとは思いますが治療中で期間が空いてしまった場合には、
症状が悪化する場合もありますので、ご都合のよい日にご連絡いただけることをお待ちしております。
2020年5月21日″フレイル″予防
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
◯フレイルとは?
(1)人らしく生きることを支えて『口腔機能』
栄養・運動・社会参加は健康長寿の3本の柱と言われます。
十分な栄養がとれ、自由に出歩くことができ社会との豊かな関わりを続けてこそ健やかに歳を重ね、生涯豊かな人生を楽しむことができます。
(2)口腔機能低下が招く『フレイル』の危険
硬い食べ物を噛み砕く(咀嚼)には歯が必要です。
乾いた食べ物を飲み込む(嚥下)には十分な寮の唾液を出す唾液腺の働きが必要です。
口や顎、喉、舌の筋肉の量は減れば、噛む力や飲み込む力が減り、食べこぼしやむせが起きやすくなります。
低栄養は全身の筋肉力を低下させます(サルコペニア)。
歩みが遅くなり、外出や社会参加の機会が減り、食が細くなれば、さらにサルコペニアが進みます。
この悪循環で衰弱した状態が『フレイル』で、フレイルは要介護状態の一歩手前です。
当院では、65歳以上の方を対象に口腔機能低下症の検査を行っております。
検査内容は以下の通りになります。
⒈口腔衛生状態不良 → 舌苔の付着程度(舌の汚れ)
⒉口腔乾燥 → 口腔粘膜湿潤度
⒊咬合力低下 → 咬合力検査
⒋舌口唇運動機能低下 → オーラルディアドコキネス(パタカテスト)
⒌低舌圧 → 舌圧検査
⒍咀嚼機能低下 → 咀嚼機能検査
検査が終わりましたら、検査結果をもとにカウンセリングを行います。
カウンセリング後は、患者様にあったトレーニング法をご紹介させて頂きます。
動画での説明もありますので、一緒に楽しくトレーニング頑張りましょう。
2020年5月10日口腔清掃の取り組み
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は口腔内の清掃についてお話ししたいと思います。
口腔を清潔に保つことは、虫歯・歯周病・気道感染(誤嚥性肺炎やインフルエンザなど)の予防に必要とされています。
さらに、口腔機能を維持・向上させる上でも重要であり、自分の口腔内の観察や口腔清掃方法のポイントなどを習得することが大切です。
口腔清掃の取り組みを大き3つに分けてお話します。
①自分の口の中に関心を持つ(セルフチェック)
②効果的な口腔清掃の習得(セルフケア)
③かかりつけ歯科医への定期検診(プロフェッショナルケア)
まずは、ご自身の口腔内の状況を把握し、関心を高めることが大切です。
しかし、口腔清掃は自己流になりがちなため、その方法が良好であるとは限りません。口腔機能の維持向上に効果的な口腔ケアの方法について、専門家の視点から個人の口腔内状態に合わせた口腔衛生指導を受けることは大切です。
口腔内の異常を感じた時だけではなく、かかりつけ歯科医を持って定期検診受けることや効果的な口腔清掃法を習得し、お口の健康を守って行きましょう。
2020年4月30日歯磨きについて
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
みなさんは普段どのようなことを意識して歯磨きをしていますか。ただ単に磨いていたり何となくで磨いたりしていないでしょうか。
歯磨きは食べ物のカスを落とすだけでなく、歯垢(歯の表面についた細菌の塊)を除去したり、歯肉をマッサージする効果があります。歯磨きの効果を最大限に発揮するために、今回は「歯ブラシの選び方」「歯磨きのポイント」の2点についてお話しをしたいと思います。
「歯ブラシの選び方」
歯ブラシにも種類はたくさんありますが、おすすめするのはヘッドが小さくて毛先がまっすぐなもの、そして、毛先が硬いものより普通か柔らかめのものです。また、歯ブラシの交換時期ですが、基本的に1ヶ月に1回交換してください。毛先が開いてきている場合も交換時期の目安となります。ただし、1ヶ月以内に毛先が開くようなら力を入れすぎて磨いている可能性が高いので、もう少し力を弱めて磨くようにしましょう。
「歯磨きのポイント」
①歯と歯の間、歯と歯肉の境目を意識して磨くようにしましょう。(歯垢が一番つきやすい部分ですが、歯ブラシだけでは取りきれないため、フロスや歯間ブラシ等の補助用具を使用してください。)
②磨き残しを防ぐため、磨く順番を決めて磨きましょう。
③歯肉を痛めないように、できるだけ力を抜いて小刻みに歯ブラシを動かしましょう。
④基本的には歯磨き剤をつけなくても歯垢は除去できますが、歯磨き剤の中に含まれる研磨剤により歯の表面に沈着した黄ばみをある程度取り除けて、フッ素入りの歯磨き剤は虫歯の予防効果があります。しかし、良い効果があるからといって多量につけず歯ブラシの1/3程度、小豆大くらいの量を目安に使用しましょう。
歯磨きはただ単に歯の掃除をするのではなく、虫歯や歯周病を予防するための治療法です。今回お話しした内容を参考に磨いてみてください。
また、ブラッシング方法についてご質問等ございましたら、当院の歯科衛生士が患者さまに合った歯ブラシの処方、クリーニングの指導等を行わせていただきますので、お気軽にお尋ねください。
2020年4月15日歯周病について
いつもヒサドメ歯科のブログをご覧いただきありがとうございます。
みなさんは歯周病という病気をどれくらいご存知でしょうか。
歯周病とは、歯の表面や歯と歯茎の隙間にプラーク(歯垢)が付着し、その中の歯周病菌が増殖することによって歯を支える土台である
歯周組織や骨を破壊し、最悪の場合歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。
プラーク(歯垢)は2〜3日で石灰化し、歯石といわれる物質に変化してしまいます。
これは歯磨きでは取り除くことができません。
主な原因はプラーク(歯垢)ですが、歯ぎしりや喫煙、糖尿病などの全身の病気が歯周病を引き起こしたり悪化させる原因にもなります。
また歯周病は痛みなどの症状が出ることがほとんど少ないため、
ケア意識が薄くなり気づかないうちに進行してしまうというのも歯周病の怖いところです。
そんな症状の少ない歯周病を見極めるサインを4つ紹介します。
1 歯茎から出血する
2 歯茎のかゆみ・腫れ
3 口臭がきつくなる
4 口の中がネバネバする
などです。些細なサインですが、このような症状がある場合はぜひ歯科医院での検診をお勧めします。
また、歯周病を予防するためには自分自身にあったブラッシング方法を知ることと、規則正しい生活習慣を身につけることが大切です。
さらに、歯科医院で検診を受けて歯石を除去するなどの定期的な歯のクリーニングをしましょう。
ご自身の歯を一本でも多く残すためにセルフケアとメンテナンスを徹底し健康的な歯でより良い生活を送りましょう。
何か気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。